包括的なアレルギー医療を行うアレルギーセンターを開設します

このたび豊田地域医療センターにおいて10 月1 日より「アレルギーセンター」を開設します。
アレルギー疾患は、国民の2 人に1 人が罹患していると言われており、愛知県ではアレルギー疾患を有する人が、住んでいる地域にかかわらず、等しく適切な医療を受けられるよう、アレルギー疾患対策の中心的な役割を担う「愛知県アレルギー疾患医療拠点病院」(以下、拠点病院)を指定しています。一方で、その拠点病院は尾張地区に集中しており、三河地区には拠点病院がありません。そのため、県の調査ではアレルギー疾患患者が尾張地区の拠点病院に年間600 人ほど流出していることが分かっています。
同センターでは、各診療科が連携を取ることで包括的なアレルギー医療を行い、重症や難治性のアレルギー疾患の治療に取り組みます。また、市民講座や研修会の開催による市民や医療従事者への啓発活動や他施設等と連携して医学的な調査研究等に取り組みます。これらの取組みをとおして、診療所など地域の医療機関と連携し、三河地区において拠点病院に準じた役割を担い、将来的には拠点病院の認定を目指していきます。